縁の下の舞

必需品は指サックとアームカバー。

ただの闇

愚痴なんですが、

例えば、弁護士さんとか、看護師さんとか、税理士さんとか、保育士さんとか、介護士さん、などなど、いろんな資格がありますよね。

その方々のほとんどは親御さんに学校に行かせてもらい、専門的な勉強をして、資格を取った方々ですよね。

それは立派本当にだと思います。努力なしに資格はとれません。

親御さんにはまず感謝してほしい、ぜひとも。

 そして誇りをもってその仕事に就いていただきたいと思います。

もちろんわたしも、そういった方々のお世話になることも多々あります。

 

ときに、わたしは高校を卒業するとき、とある専門学校に行きたかったんです。

自分の目指す完璧なOLを目指すために、どうしてもそこに行きたかったんです。

当然、親の許可なく行けるような学校じゃなかったので、親に言ったんです、行かせてほしいって。

答えは「だめ、働きなさい」でした。 

もう泣いて頼んでも資料をどんだけ取り寄せても、聞く耳持ってくれませんでした。

親にも親の事情があったのでしょう。

それで、卒業後すぐに地元の大き目の企業に入りました。

入社してからは、もう必死で、パソコンや電卓をいかに早く効率よくぶっ叩けるかを研究したり先輩の技を盗んだり、仕事後に一太郎花子三四郎の本を読み漁って、次にエクセルワードが主流になったらそっちはそっちで本をめくり倒してそうやって20数年、毎日毎日、勉強してきて、今があります。

もちろんそれなりの実用性のある資格は取っていますが、それ以上に、実戦で培ったスピードと柔軟な対応力は、資格より使えるものだったりしませんか。少々のトラブルにはなんの不安もありません。

なんのとりえもないけど、この部分だけは「よくがんばったな~」と自分をよしよししたくなる部分です。

 

必然と、「パソコンうつのが早い」「パソコンに詳しい」ってなるんです、それは毎日20年以上そればっかやってますから、当たり前です。

それを、あの資格持ちさんたちは、いえ資格持ちさんじゃなくてもですが、

さも簡単に「パソコン教えて~(もちろん無料でねっ♡)」って来るんですよ。

「この関数はどう入れるのぉ~」とかって。

「これを圧縮したいけどどうしたらいいのぉ~」

みたいな。

なぜ、ただで教えてもらおうとする?

お金出してパソコン教室行ってくれ。

って思うんですよ。

でも、それをリアルに発言すると「あの人意地悪ぅ~い」って。なるでしょう。

わたし、一回でも「六法全書のここんとこ教えてぇ~」

「注射の打ち方教えてぇ~」とかって、言いました?

「そんなの教えられないわよっ私らの資格なめてんじゃないわようっ専門学校から出直してきなっ」

って言うことでしょう。

 

だのになぜ? パソコンだけは、無料で教えてもらえるって思うの?

動きが遅いから、マウスが反応しないとか、立ち上がらないとか、無料で修理してもらえるって思うの?何なら自宅のパソコンまで持ってきて「直して~」って来る強者すらいる。本当にいるんだよこんな人。しかも一人や二人じゃないですよ。

これ私の心が狭いのかどうだかわからないですけど、どうしても、どーうしても納得できないことなんですよ。ずっと。

「自分の心がめっちゃ狭いのか?」って悩むんです。

 パソコンの修理を生業にしている方に頼んだら数万円するようなことをサラッとやれとか言う。

「途中入社の人、マウスがなにかもわかってないからそこから指導して」

とかですね。冷たいようですが、新卒ならまだしも、途中入社でそういった方を事務員として採用しないでくださいよとすら思う。

「ここをマウスでクリックして…」「クリックってなんですか?」

みたいのを一日中やるのは、これはさすがにパソコン教室案件じゃないですかね…

「パソコンの使い方がわからないから、この表作ってくださる?」

って言われたほうが、千倍いいんです。仕事なんだから。

それがどんなむつかしい書類であっても、千倍いいです。

 

やり方教えたの私なのに、それ、あなたのハンコで出すんでしょ?って。

どうも、知識を無料で盗まれているような、気がしてね。

 

そんな愚痴でした。 闇かな?