齢22歳のころ、「絶対にミスをしてはいけない」
と言われて配属された部署がありました。
とはいえ、本当に「絶対にミスをしてはいけなかったのか」否かは
わかりません。
その当時上司に死ぬほど言われたのでそう思い込んでいるだけかも。
その仕事とは某自動車ディーラーの本社で「完成検査終了証」を書く
というお仕事でした。
車検証を作る前の段階というのかな。
名前や住所の漢字一文字一文字書いていくわけですが
「絶対に間違えるな」
と言われていました。
今なら、ネットで漢字を検索してめっちゃ拡大して、線の一本まで
見ながら書けるので便利な時代ですが、当時はそんな機能あったかもしれませんが
一事務員のパソコンにはなかったです。(まずネットとかつながってなかった)
その辺あんまり覚えてないんですけど、
なにしろ
「絶対に間違えてはいけない」
「文字の線と線の間は均等に」
とかってものすごく細かかった&上司が死ぬほど怖かったため、
20年以上たった今でも文字への思いだけは強烈に残っています。
【賞】【業】【美】【拝】とか
横棒が多すぎる!!
って思っていました。
その横棒の隙間を全部均等にしなくちゃいけないわけで、
【御】とか【遊】みたいな一見難しそうな漢字よりも、
横棒いっぱいな漢字の方がツラカッタ。
何度定規で書いてやろうかと思ったか…w
今は完検書類もパソコンの時代なんでしょうか?
だとしたら羨ましい。
そして効率的!
ちなみに、ボールペンもその会社では指定のやつでした。
ジェットストリーム等のカッコいいやつではなく、
昔ながらの、昔よく市役所で置いてあったような(知らんけど)
キャップがついてて細くて、1回限りしか使えないやつでした。
毎日死ぬほど文字を書くのであっという間になくなるんですけど
それすら「ボールペン1本ほしいです」っていう備品購入証明書を
書かなくちゃいけないという(だからボールペン切れてんだっつーの)
とにかく上司(女性)が恐ろしくてモノは飛んでくるし
ファイルの角でたたかれるし(わざと角だよ?鬼だよね?)
罵声は浴びせられるし
文字ばっか書かなきゃいけないし
一日終わったら手は震えるし
早朝からラジオ体操させられるし
事務員みんな(5人くらいいた)泣きながら仕事するんですけど
「書類がよれるだろ!泣くな!」
って言われて、金庫の封印(車につけるやつ)を出したり入れたりする時に
一気にぼろぼろ泣いて席に戻るの繰り返しで
毎日18時にタイムカードを切ってから23時ごろまで働いて
そんなに働いてるのに部長は全員の名前を(わざと)覚えず
「おたく」
「おまえ」
等呼ぶんですよ。
何年そこにいても、絶対に名前を呼ばれない。
びっくりしちゃいますよね。
一瞬席を立つだけでその上司のコーヒーを淹れなおさなきゃいけない。
パワハラオブパワハラ!
そんな時代もありましたが
今こんなにのんびりと仕事をしていてよいのだろうか
わたしはなんてダメ人間なんだ、あんなに頑張っていたじゃないの!等
たまに不安になることがあります。
時代と、自分自身の若さがあったからこそできた所業でしょうね!
しかしあの頃の部長と課長の名前は一生忘れませんけどね!