縁の下の舞

必需品は指サックとアームカバー。

薄汚ねぇシンデレラストーリー

 

会社での事務員の立ち位置というのは…実はぼんやりとしたものだと思う。

事務員人生20数年間で勤めた会社は事務員に「若さ」や「華やかさ」を求めるところもあれば、「堅実さ」「礼儀正しさ」などを求める会社もあった。

つまり会社における事務員の立ち位置とは、それぞれのニーズに合った役柄を演じることに尽きると思う。

 

はじめまして。

岩清水れもんと申します。

「高原の岩清水&レモン」 復活祈願。

大好きだったんです、高原の岩清水&レモン。

 

 

わたしが初めて事務員になったのは、20数年前です。

そもそも事務員になる人というのは、どういう人が多いのでしょうか。

手っ取り早く永久就職先(死語)を探す腰掛という時代もありましたね。

特に資格などが問われないので、縁故や募集が多いことから、事務職に就く人も多いのではと推測します。

 

ところで私の人生のターニングポイントとなった漫画があります。

悪女(わる)」という漫画。

のちにドラマ化もされているのですが、わたしはリアルタイムで読んでおりました。

テーマは恋とOLの出世。

この漫画に深く感銘を受けまして、若干中学生の岩清水れもん少女は、

「わたしOLになるわ」

と、ざっくりとした夢をもったのでした。

特に綺麗でもなく頭もよくなさそうな主人公麻理鈴が、会社のすみっこにひっそりと佇む資材管理室から、持ち前の人懐っこさと勘の良さと雑草のごとし強さで、最終的には出世するというストーリー。

ベタといえばベタなのでしょうが、次世代の田中麻理鈴はわたしだ!と思いこみ、恋愛ものドラマやアイドルそっちのけで、「OLになるための修行」と称してお年玉でワープロを買い、日々ブラインドタッチの練習をするという、今思えばたいそう暗い学生時代を過ごしました。

 

当時のワープロといえば、画面が3センチ×20センチくらい?しかなく、その小さい画面でよくぞ社内文などが作成できたな、と。

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こんなやつです。

 

「ビジネス文のノウハウ」のような本を買ってきて細長い画面に狂ったように文字を打ち込み、高校生になっても夢は覚めやらず、「紙のキーボード」を入手して、ブラインドタッチを極める日々。

かつてドラマで小泉今日子は紙のピアノを弾いていましたがわたしも似たようなもんです。薄汚ねぇシンデレラです。

 

 

それもこれも事務員さんになるため。 

ここが岩清水れもんの事務員人生のスタートラインだったといえましょう。

 

今日はこのへんで。